ANA機材変更でプレミアムクラスから普通席にダウングレード!プレミアムポイントが足りなくて解脱できない!?マイルやプレミアムポイントはどうなる?
私は2017年にSFC修行をしました。修行第3弾を国内線のプレミアムクラスを使って行うことにし、8月に予約を入れました。プレミアムポイントが50000を超えるように考え抜いて計画しました。計画は以下の記事を参照ください。
目次
お知らせは突然に
後は乗るだけという状態でしたが、修行の数日前にANAから一通のメールが届きました。そのメールは以下です。
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いつもANAをご利用いただきありがとうございます。
お客様の予約内容に変更が生じました。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
【変更前】
[3] 10月〇日 ANA 450
福岡(20:30) - 名古屋(中部)(21:45)
プレミアムクラス
使用機材の変更により、搭乗クラスが変更になりました。
【変更後】
[3] 10月〇日 ANA 450
福岡(20:30) - 名古屋(中部)(21:45)
普通席
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ふーん。機材変更か…。………。待てよ、これってヤバいやつかも!?と思うのに時間はかかりませんでした。
そうです、ヤバいやつなんです。
今回の機材変更では、プレミアムクラスがある機体から無い機体に変更されました。プレミアムクラスで予約をいれていた私は、必然的に普通席にダウングレードされました。
普通の旅行であれば、ダウングレードされちゃった、ですむのですが、今回は事情が違います。普通席に変更されたということは、プレミアムポイントも普通席分しか着かないのでないか?ということです。計画時に綿密に計算し、ギリギリ50000ppを超えるようにしたので、普通席に変更されると、50000に届かないのではないかということです。
で、規定を見てみると、以下の通りしっかりと書かれています。
今回ポイントとなるのは一番下の一文です。
※普通席にご搭乗の場合、マイル積算比率は75%、搭乗ポイントは0ポイントとなりますのでご了承ください。
ちなみに、上記既定の通り、返金はあります。今回の区間の場合は1万円戻ってきます。でも、返金よりもポイントが欲しいのよ、修行僧は。
対策を考える
というわけで普通席に搭乗した場合のポイントを再計算してみると、このフライトを終えた時点のPPは49600ポイント!!
わずか400ポイント足りない計算です。機材変更は仕方ないとしても、予約通りであればもらえるはずだった搭乗ポイントが0になるのはなぜ!?搭乗ポイントを400ポイントくれるのであれば、50000ポイントジャストで逆におもしろいのにと思ったりして。
でも、このままでは追加フライトが必要になってしまうので、なんとかしないといけません。今回の修行は全7レグの修行であるため、今回の修行の全キャンセルは不可能。そんなことしたら、年内に修行が完結できなくなります。
次に考えたのが、ANAと交渉です。今回の機材変更はANA側の事情なので、交渉でPPをプレミアムクラス分つけてもらう交渉をしてはどうかというものです。しかしながら、上記の通り、規定にはしっかり取り決めがあり、通常では無理だと思われます。
というわけで、事前交渉ではなく、搭乗当日に空港のカウンターで交渉してみることに決定。カウンターの方が意思決定が速そうですし。都合のいいことに搭乗前に2時間ほど待ち時間もあるので、ちょうどいいです。それでだめなら、仕方がないと決心し、いざ、修行へ向かいました。
いざ、交渉!
当日までに予定のフライトはすべてこなし、いよいよ問題のフライトです。フライト前にチェックインカウンターに立ち寄ります。クレイマー感を出さないように質問形式で攻めてみます。女性のスタッフさん(以下、ス)が丁寧に対応してくださいました。やり取りは以下の感じでした。
私「機材変更でプレミアムクラスから普通席にダウングレードされたのですが、この場合、マイルとプレミアムポイントはどうなりますか?変更前のままですか?それとも普通席の分ですか?」
ス「お調べしますので、お待ちください。」
スタッフさんが少し調べた後、裏へ。数分後、戻ってくる。
ス「お待たせいたしました。通常は普通席分になるのですが、弊社の都合での機材変更ですので今回は元々のプレミアムクラス分のマイルを付与いたします。」
おお!いきなりいい答え!交渉するまでも無く、質問だけでこちらの目的が果たせてしまいそうです。でも、マイルのことしか言っていないので念のため質問を続けます。
私「わかりました。ありがとうございます。念のため確認ですが、プレミアムポイントも元々のプレミアムクラス分付与されるということでいいですよね?」
ス「お調べしますので、お待ちください。」
スタッフさん再び裏へ。数分後、戻ってくる。
ス「お待たせいたしました。プレミアムポイントに関しても、元々のクラス分をお付けいたします。ただ、申し訳ありませんが、この場で変更ができませんので、後日マイルとポイントの修正ということになります。ご了承ください。」
私「ありがとうございます。後日で問題ありません。」
ス「マイルとポイントなのですが、本日普通席のご搭乗分が一度付与されます。その後、自動的に修正されますが、修正に2週間ほどかかる予定です。」
私「わかりました。」
というわけで、無事プレミアムポイントが予定通りつくことが決まりました。この後書類を作成してもらいお礼を言って終了です。
これで一安心です。スタッフさんには丁寧に対応していただきました。ANAの好感度アップですね。
ちなみに、控えとして、もらえるのはこんな書類です。複写式のペラペラのやつですね。
後日談
後日のマイルとプレミアムポイントの動きを追ってみましょう。なかなか見ることのない面白い動きをします。
まずは搭乗前日までの状態です。
そして、搭乗翌日。他のフライト分も含めて、普通席搭乗分が加算されます。事前の計算通り400ポイント足りません。
約10日後、変化が!なんと減算。普通席搭乗分が引かれたようです。
そして、その日の夜ついに50000PPを超えます。プレミアムクラス分が加算されたようです。この時点では、まだブロンズ。(これは通常仕様のようです。)
そして、約1日後。ついにプラチナです。めでたく解脱です。ポイント修正があったため、予定より2週間ほど遅いプラチナ達成となりました。
まとめ
結果的にどうなったかというと、1万円(スカイコインで支払っていたため、厳密にはスカイコイン1万円分)が規定通り返金されたうえで、プレミアムクラス分のマイルとPPを獲得することができ、お得でした。
今回の教訓としては、綿密に計算した修行計画が航空会社の都合で、だめになりそうなときは、そのままあきらめずに、まずは交渉しようということです。もちろん、自己都合ではだめですし、天候都合でもだめだと思います。今回の場合は航空会社都合というところがポイントだったかと思います。
また、対応してくれるスタッフさんや空港にもよるかと思いますが、追加登録申請書という書類がわざわざ存在するということは、ANAという組織としてマイルを追加付与する準備があるということを意味すると思います。
今回のような事態は、通常のお客さんであれば、さほど問題ではない場合が多いとは思いますが、修行僧にとっては一大事です。まずは、相談してみることをおススメします。道が拓けるかもしれません。
2017年の修行の全貌は以下で記事にしています。
tabimania.hatenablog.jp