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株主優待券のメリットとJALとANAの株優の違いの検証 使用方法と注意点

ANAやJALの株主優待券使ったことありますか?最近両方とも使ってみたので、メリットや両社の違いをまとめてみます。

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目次

ANAやJALの飛行機に乗るときには

個人で飛行機に乗る時には割引運賃で航空券を購入するのが一般的かと思います。旅割とか先得とかいうタイプの運賃です。
基本はこれを使えばOKなのですが、直前になって急に旅行したくなった場合や旅割・先得が売り切れだった場合はどうするかというと、株主優待割引運賃を利用します。

自分は株主じゃないけど・・・という方もご安心ください。株主優待券さえ持っていれば株主優待割引運賃が利用できます。

株主優待券とは

正式名称「株主優待番号ご案内書」(ANA)、「株主割引券」(JAL)といい、その名の通り、航空会社が株主に配る優待券です。優待券を使用すると国内線を普通運賃の概ね半額で利用することができます。
注意しておきたいのは、普通運賃の半額であって旅割などの割引運賃の半額ではないということです。よって、運賃だけで見れば、旅割や先得のほうが安いことが多いです。
しかし、旅割・先得にはないメリットがあるため、なかなか使い勝手がよく、私もちょくちょく利用しています。

どんな時に役に立つ?

では株主優待券はどんな時に役に立つのでしょうか?一つは直前に旅行が決まった時です。株主優待券さえ持っていれば普通運賃の半額で飛行機に乗ることができます。
普通運賃はさすがに手が出ませんが、半額であれば使ってもいいかなという価格になりますので、利用価値があるかと思います。

どんな時に役に立つ?の二つ目は、日程変更が生じるかもしれない旅行です。仕事の都合で旅行の日程を変更しないといけなくなった場合でも株主優待運賃であれば日程変更可能です。
旅割のデメリットである日程変更不可、高いキャンセル料金が株主優待運賃であればクリアされます。

旅行の日程変更なんてしないよという方、私もつい先日まではそう思っていました。しかし、こんな場合はどうでしょう。
2017年夏の話なんですが、「大曲の花火」を見に秋田県に行ってきました。あらかじめ、秋田空港までの航空券を予約してありましたが、花火大会の前日に会場近くに大雨が降りました。
TVで見た方もいらっしゃると思いますが、会場の河川敷が浸水(というかTVで見る限り水没に近い)してしまったんですね。こんな状態では花火大会は開催できないのではないか?じゃあ秋田に行ってもやることがないな~。
行かないとなると、飛行機もキャンセルしないといけないし。といった具合で、急遽フライトのキャンセルを検討することになりました。今回の場合、台風などと違い飛行機は通常運行でしたので、行かないとなるとキャンセル料金が発生します。
私はこのときたまたま株主優待割引を利用していましたので、まあキャンセルしても最悪いいかなと考えることができましたが、旅割だったらフライト当日のキャンセルはハードルが高いです(金銭的に)。
(ちなみに、花火大会は関係者のご尽力によって無事開催され、私もキャンセルせずに見に行きました。)

何が言いたいかというと、今回のような、キャンセルになるかもしれないイベントに参加するためのチケットは株主優待で取るのもありだなと思ったということです。
どんなパターンがあるかを考えてみると、野外ライブ、スポーツ観戦がぱっと思いつきました。今後、これらのイベントのために航空券を予約するときは旅割にするか株主優待にするか検討しようと思います。
まあ、ほとんどの場合は旅割で事足りるでしょうが。


入手方法

株主優待券は色々な方法で入手可能です。
一般的な方法としては金券ショップで購入、ヤフオク・メルカリで購入です。ちなみに私は、金券ショップで買うことが多いです。価格は3000~4000円程度。
時期によっても変動しますし、地域差も大きいです。2017年8月に買ったときの状況ですが、名古屋で買うと4000円するANA・JALの優待券が東京では2950円で売られていました。
東京在住の方は、旅先で購入しようとせず、東京で購入した方がいいです。逆に地方の方は東京で購入できるのであれば東京で買った方が安いと思います。(実際に価格を見たのは名古屋だけですが)
有効期限によって価格差があることもあります。使用予定に応じて、期限が長いが高いもの、期限が短いが安いもの、どちらを買うかを検討してみてください。

使用方法

優待券には優待番号が書かれており、これをweb上で入力することで認証されます。金券ショップで買った時には、優待番号は隠されており、コインで削ることで利用可能です。

ANAとJAL 使用方法の違い

ANAの場合の使用方法は概ねこんな感じです。
①航空券を株主優待割引運賃で予約します。
②予約した航空券を購入します。
③搭乗日当日までに優待番号を入力します。

一方、JALの場合はこんな感じです。
①航空券を株主優待割引運賃で予約します。
②優待番号を入力します。
③予約した航空券を購入します。

何が違うのかというと、番号入力のタイミングです。何か違いがあるの?と思った方もいるかもしれませんが、違い大ありです。
通常、航空券は予約後数日以内に購入をしないと予約がキャンセルされるようになっています。JALの場合は優待番号を入力しないと購入ができないので、購入の段階で、優待券が必要なんですね。
ANAの場合は、優待番号を入れるのは後でいいので、購入の段階では優待券はなくても良いです。

乗りたい時間帯の航空券を見つけて、とりあえず予約しておこうと思い、株主優待券が手元にない状態で予約した場合に、ANAの場合は購入までできますが、JALの場合は数日以内に株主優待券を調達する必要があります。
ANAの方が余裕をもって考えることができますね。ただし、先の日程の予約の場合入力を忘れに注意ですが。

私はJALの株主優待券を初めて使ったときに、上記のことを知らなかったため、あわてて金券ショップに買いに行きました。

まとめ

・株主優待券のメリット
旅割などの早期割引運賃と違って、予約変更が可能です。また、万が一キャンセルしても数百円で済みます。
・入手方法
金券ショップで購入する場合は地域差に注意が必要です。なるべく安いところで買いましょう。
・JALの場合の注意点
株主優待番号を入力しないと航空券の購入ができません。あらかじめ準備が必要です。一方ANAの場合は入力前に航空券の購入が可能です。