旅マニア トイトイの旅行とマイル

海外旅行・国内旅行・マイル・JGC・SFCなどなどについて綴っています

ANAカード徹底解説 ANAカードのメリット、カードの種類による違いを解説します

ANAマイルを効率よく貯めるために役立つカードとして、ANAカードがあります。ANAカードには様々な種類があり、始めての方は何を選んでよいかわからないと思います。
本記事ではANAカードの特徴とカードの種類ごとのメリット・デメリットを紹介します。また、お得な利用方法も紹介したいと思います。
ぜひとも、ご自身にあったANAカードを見つけてください。

f:id:tabimania:20170626142503j:plain

ANAカードとは?

利用するたびにANAのマイルに交換できるポイントが貯まるクレジットカードです。ANAに関係する商品の購入以外の普段のショッピングでもANAのマイルが貯まります。もちろんANAの航空券を買う際にはよりお得な特典があります。
ANAカードはカードの種別(一般カード、ゴールドカードなど)、国際ブランド(VISA、JCBなど)・提携先(JR東、東急など)が複雑に絡み合っており、カードの種類がたくさんあります。
それぞれ、年会費などが異なるので、自分にとって一番適したANAカードを選ぶのに苦労します。適したANAカードが選べるように、解説していきます。

カードの種類

カードの種別

まずカードの種別ですが、ANAカードには「一般カード」「ワイドカード」「ワイドゴールドカード」「プレミアム」の4つの種別があります。ワイドカードは一般とゴールドの中間の位置づけです。

国際ブランド・提携先

国際ブランドは一般的によく見るブランドで、「VISA」「マスター」「JCB」「アメックス」「ダイナース」の5つです。
国際ブランドに加えて、さらに提携先があり、「JR東日本」「東急」「東京メトロ」「西鉄」の4つと提携しています。例えば、東京メトロと提携したANAカードは「ANA To Me カード Pasmo JCB」という名前がついており、Pasmoの機能がついています。

このため、カードの種類としては国際ブランドがJCBであっても数種類のカードが存在します。例えば、「JCB一般カード」「ANA To Me カード Pasmo JCB」のような感じです。同じJCBでも、前者はPasmoの機能がついておらず、後者にはついています。

カードの種類をまとめたものがこちらです。

一般 ワイド ワイドゴールド プレミアム
VISA
マスター ×
JCB
アメックス ×
ダイナース × ×
TokyuPointClubQPasmoマスター × × ×
To Me カード Pasmo JCB × × ×
VISA Suica × × ×
VISA nimoca × × ×

この表で〇になっているものが発行可能です。
表を見るとわかるとおり、提携カードには一般カードの設定しかありません。

ANAカードのメリット

カードごとの細かい違いを解説する前に、ANAカードの全般的なメリットを紹介します。

搭乗ボーナスマイル

まずは、搭乗ボーナスマイルについてです。搭乗ボーナスマイルは3種類あります。「ANAカードに入会後初めて搭乗した時」、「カード更新時」、「毎回のフライトのマイルに加算されるボーナスマイル」の3つです。

一般カード ワイド・ワイドゴールド プレミアム
入会ボーナス 1000マイル 5000マイル 10000マイル
更新ボーナス 1000マイル 2000マイル 10000マイル
搭乗ごとのボーナス 10% 25% 50%


このうち、入会ボーナスと更新ボーナスは重複付与されます。つまり、ANAカードを2種類所持していれば、2枚分の入会・更新ボーナスがもらえます。
一方、搭乗ごとのボーナスは一番高いボーナスがつくカードの分のみ付与されます。例えば、一般カードとワイドカードを所持している人はワイドカードの分の搭乗ボーナスマイルはもらえますが、一般カード分の搭乗ボーナスマイルはもらうことができません。

ANAカードファミリーマイル

ANAカードに入会すると、ANAカードファミリーマイルを利用することができます。ANAカードファミリーマイルは無料で利用できるサービスです。

通常、マイルは個人ごとに加算され、個人ごとにしか使用できません。よって、飛行機の利用が少ない人は使用できるほどマイルが貯まらない場合が多いと思います。
ANAカードファミリーマイルに登録すると、家族のマイルを合算して利用することができます
あまり、飛行機に乗らない家庭でも、家族のマイルを合わせると、特典獲得の難易度が下がります。


プライム会員=親会員にファミリー会員=子会員を紐づける形式になっています。登録するには、18歳以上の方は、ANAカード(家族カードを含む)を所有している必要があります。また、18歳未満の方はクレジットカードが作れませんのでANAマイレージクラブ(AMC)会員である必要があります。

ANAカードファミリーマイルを利用すると、利用しない場合と比較してマイルが非常に使いやすくなります

ANAカード全般の特徴

マイルの還元率と付与方法

一般カードやワイドカードの場合、1000円ごとに5マイル獲得というのが基本(還元率0.5%)です。実際には月の利用金額1000円ごとにクレジットカードのポイントが1ポイント加算されます。このポイントが1ポイント=5マイルに交換できるというシステムです。
カード年会費以外に移行手数料を払うと、1ポイント=10マイルに交換することも可能です。移行手数料はVISAやマスターの場合は6480円、JCBの場合は5400円です。

カードごとの特徴

カード種別(一般・ワイド・ワイドゴールド)による違いを見ていきます。(プレミアムは高価すぎるのでここでは割愛します)。
他のクレジットカードと同様、ランクが高くなるほど、年会費が高くなります。

年会費

まずは年会費を見ていきましょう。

年会費一覧(消費税込)

一般 ワイド ゴールド
VISA 本:2160円、家:1080円 本:7830円、家:1620円 本:15120円、家:4320円
マスター 本:2160円、家:1080円 本:7830円、家:1620円 本:15120円、家:4320円
JCB 本:2160円、家:1080円 本:7830円、家:1620円 本:15120円、家:4320円
VISA Suica 2160円、家:設定なし 設定なし 設定なし
VISA nimoca 本:2160円、家:1080円 設定なし 設定なし
TokyuPointClubQPasmoマスター 本:2160円、家:1080円 設定なし 設定なし
To Me CARD Pasmo JCB 本:2160円、家:1080円 設定なし 設定なし
アメックス 本:7560円、家:2700円 設定なし 本:33480円、家:16740円
ダイナース 設定なし 設定なし 本:29160円、家:6480円

※本は本会員、家は家族会員

なお、アメックス以外の一般カードは入会後1年間年会費無料です。

家族カード

JALカードでは家族カードを作ることができます。ただし、Suicaのみ家族カードの設定がありません。家族カードを作りたい方は、Suicaが選択肢から外れます。

年会費の割引制度

VISAとマスターに限り年会費の割引制度があります

年会費一覧(消費税込)

割引なし WEB明細書 マイペイすリボ WEB明細書+マイペイすリボ
一般 本:2160円、家:1080円 本:1620円、家:1080円 本:1107円、家:513円 設定なし
ワイド 本:7830円、家:1620円 本:7290円、家:1620円 本:6777円、家:1053円 設定なし
ワイドゴールド 本:15120円、家:4320円 本:14040円、家:4320円 本:11340円、家:2700円 本:10260円、家:2700円
VISA Suica 2160円、家:設定なし 1620円 811円 設定なし
VISA nimoca 本:2160円、家:1080円 本:1620円、家:1080円 本:811円、家:513円 設定なし
TokyuPointClubQPasmoマスター 本:2160円、家:1080円 本:1620円、家:1080円 本:811円、家:513円 設定なし

※本は本会員、家は家族会員

まずは、WEB明細書による割引ですが、毎月の明細を郵送ではなくWEB閲覧にすると年会費が割引になります。こちらは、割引効果が小さいです。

次に、マイペイすリボですが、すべての支払いをリボ払いにするものです。月々の支払金額を利用限度額に設定しておけば、実質1回払いを使っているのと変わらなくなりますが、年会費が割引になります。こちらは割引効果が大きいです。

ワイドゴールドカードのみ、両者の合わせ技でさらに年会費が割引となります。なんと元の年会費から約5000円引かれます。
ゴールドカード発行のハードルがかなり下がります。

To Me CARD Pasmo JCB(ソラチカカード)の特殊能力

To Me CARD Pasmo JCBは通称ソラチカカードと呼ばれます。このカードを持っていると、メトロポイントを90%の交換レートでANAマイルに交換することができます。簡単に言うとANAマイルがザクザク貯まるんですね。

またソラチカカードほどではないですが、VISA nimocaカードを所有しているとnimocaポイントをANAマイルに70%の交換レートで交換することができます。

こちらについては以下で記事にしていますので、ご覧ください。
tabimania.hatenablog.jp

ANAカードの発行はどのようにするとお得?

カードの発行は公式サイトから行ってはいけません。損します。
必ずポイントサイトを経由しましょう。ポイントサイトを経由するだけで、時期によりますが、数千マイル程度が獲得可能です

まとめ

・カードによって年会費が異なる
・VISAやマスターカードは年会費の割引制度がある
・ソラチカカードには特殊能力がある
・カードは公式サイトから発行せず、ポイントサイト経由で発行する



にほんブログ村 小遣いブログ マイレージへ
にほんブログ村

マイレージランキング