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ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するルートの解説【2018年4月1日から】

ポイントサイトを使って貯めたポイントをANAマイルに交換するルートを解説します。

今までマイラーに親しまれてきたソラチカルートの改悪により、2018年4月1日からは今回紹介するルートを使用してANAのマイルを貯めることになります。
マイルを貯めはじめたばかりの方や、これからマイルを貯めようと思っている方、マイルに交換するためのルートは慣れるまでは少し難しいですが徐々にマスターしていきましょう。
※今回紹介するルートは3月31日以前も利用可能ですが、3/31までは従来のソラチカルートを利用すればレートが90%となりますので、そちらを利用しましょう。

ANAマイルへの交換ルートの全体像

まずはこちらの図を見てください。ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルへ交換するルートです。
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※上図では交換レートが良くないルートは割愛しています。


大きく分けて3つのルートがあります。ここではnimocaルート、LINEルート、JRキューポルートと呼ぶことにします。


ANAマイルに交換するためには、まず各種ポイントサイトのポイントを中継サイトであるPexポイントに交換します。(モッピー、ポイントタウンを除く)
その後、以下で説明する3つのルートに分かれます。

nimocaルートはANAnimocaカードというクレジットカードを使用して、nimocaポイントというポイントをANAマイルに交換するルートです。

LINEルートは皆さんおなじみのLINEのポイントであるLINEポイントをメトロポイントというポイントに交換し、そこからさらに、ANAマイルに交換するルートです。メトロポイントからANAマイルに交換する際にソラチカカードというクレジットカードが必要です。

JRキューポルートはキューポポイントを永久不滅ポイントに交換し、それをさらにANAマイルに交換するルートです。きゅーぽポイントを永久不滅ポイントに交換する際にJQセゾンというクレジットカードが必要です。また、永久不滅ポイントをANAマイルに交換する際にみずほマイレージバンクANAというクレジットカードが必要です。

これら3つのルートを詳しく解説します。
それぞれのルートにメリット・デメリットがありますので、ルート選択の参考にしていただければと思います。

ルート1:nimocaルート

図で示したルートをnimocaルートと呼びます。

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まずはこのルートの基本スペックを紹介します。各ステップの移行レート、移行にかかる日数とルート全体でのレート・日数をまとめます。
交換レート:70%
手順:3ステップ

手順 内容 レート(%) 日数(日)
1 各種ポイントサイトからPexに交換 100% 0~7
2 Pexからnimocaポイントに交換 100% 15~45
3 nimocaからANAマイルに交換 70% 0
総合 各種ポイントからANAマイル 70% 15~52

※日数0は即時交換。手順1の日数は交換元のポイントサイトによって異なる。日数は公称値、実際にはこれよりも短い場合あり。


上記の交換をするために必要なクレジットカードとメリット・デメリットをまとめます。

必要クレジットカード ANAnimocaカード(最低年会費税抜751円)※手順③はANAカードnimoca保持者のみ可能
メリット 手順が少なく分かりやすい。nimocaからANAマイル交換のポイント移行上限がない。
デメリット 手順3はネットで完結はできず、九州か函館にいく必要がある。

nimocaルートの総評

ポイント交換手順が少なく、カードの年会費も安いので良いのですが、ネックはポイント交換をするために九州か函館に行かないといけないという点。私はとりあえず、ANAnimocaカードを作りましたが、今のところ九州や函館に行く予定はありません。ポイント交換のために九州や函館に行くのはなかなかハードルが高いですよね。でも、旅行がてらポイント交換しに行くのもいいかもしれませんね。

ルート2:LINEルート

図で示したルートをLINEルートと呼びます。モッピーやポイントタウンからの交換は途中で合流します。
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まずはこのルートの基本スペックを紹介します。各ステップの移行レート、移行にかかる日数とルート全体でのレート・日数をまとめます。
交換レート:81%
手順:最高6ステップ

手順 内容 レート(%) 日数(日)
1 各種ポイントサイトからPexに交換 100% 0~7
2 Pexからワールドポイントに交換 100% 7
3 ワールドポイントからGポイントに交換 100% 0
4 GポイントからLINEポイントに交換 100% 3
5 LINEポイントからメトロポイントに交換 90% 30
6 メトロポイントからANAマイルに交換 90% 30
総合 各種ポイントからANAマイル 81% 70~77

※日数0は即時交換。手順1の日数は交換元のポイントサイトによって異なる。日数は公称値、実際にはこれよりも短い場合あり。手順4は別途手数料5%必要。


上記の交換をするために必要なクレジットカードとメリット・デメリットをまとめます。

必要クレジットカード1 ・三井住友VISAまたはマスターカード(最低年会費0円)※手順3のためワールドポイントがためられるクレジットカード(ANAカードもOK)が必要
必要クレジットカード2 ・ソラチカカード(年会費税抜2000円)※90%のレートで手順6を行うために必要
メリット 交換レートが最もよい
デメリット ルートが複雑でステップが多い。移行上限(月20000メトロポイント=18000ANAマイル)がある。

LINEルートの総評

ステップが多いというデメリットはあるものの、それぞれのポイント交換の難易度は高くありません。ネット上で交換可能です。
レートも3つのルートのなかでは一番良いので、メインの交換ルートはLINEルートで決まりだと思います。
ソラチカからANAマイルの交換は18000マイルという上限がありますので、これでも足りない人は、LINEルートをメインにしつつ、nimocaルートやJRキューポルートも併用していけばよいでしょう。


ルート3:JRキューポルート

図で示したルートをJRキューポルートと呼びます。モッピーからの交換は途中で合流します。
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まずはこのルートの基本スペックを紹介します。各ステップの移行レート、移行にかかる日数とルート全体でのレート・日数をまとめます。
交換レート:70%
手順:最長6ステップ

手順 内容 レート(%) 日数(日)
1 各種ポイントサイトからPexに交換 100% 0~7
2 Pexからワールドポイントに交換 100% 7
3 ワールドポイントからGポイントに交換 100% 0
4 GポイントからJRキューポに交換 100% 3
5 JRキューポから永久不滅ポイントに交換 100% 10
6 永久不滅ポイントからANAマイルに交換 70% 21
総合 各種ポイントからANAマイル 70% 41~48

※日数0は即時交換。手順1の日数は交換元のポイントサイトによって異なる。日数は公称値、実際にはこれよりも短い場合あり。手順4は別途手数料5%必要。


上記の交換をするために必要なクレジットカードとメリット・デメリットをまとめます。

必要クレジットカード1 三井住友VISAまたはマスターカード(最低年会費0円) ※手順3のためワールドポイントがためられるクレジットカード(ANAカードもOK)が必要
必要クレジットカード2 JQセゾンカード(最低年会費0円) ※手順5のために必要
必要クレジットカード3 みずほマイレージクラブカード/ANA(年会費0円) ※手順6をレート70%で行うために必要
メリット クレジットカードの年会費が無料。つまり、カードの発行さえできれば、維持費がかからない。
デメリット クレジットカードが3枚必要で、カードの発行がめんどう。ルートが複雑でステップが多い。

JRキューポルートの総評

魅力は維持費がかからないことです。クレジットカードが3枚必要なので、準備には時間がかかりますが、準備が整えば維持費がかからないのは大きな魅力です。ただし、還元率がLINEルートよりも悪いので、サブルートとしての利用を考えます。サブルートのために年会費を払うのは嫌なので、その点JRキューポルートは優れていると思います。

交換の基本方針

LINEルートがある限りは、LINEルートを利用すればよいと思います。
ただし、LINEルートには月間の上限があり、月18000ANAマイルまでとなりますので、これ以上交換したい場合はJRキューポルートを使用します。九州や函館に行くことができる方はJRキューポルートの代わりにnimocaルートを使うとステップが少なくて楽です。
LINEルートがなくなった場合に備えるという観点からも、サブルートは重要だと思います。どちらかの準備をしましょう。

まとめ

・2018年4月1日以降、各種ポイントサイトからANAマイルに高レートで交換できるルートは3つあります。①nimocaルート②LINEルート③JRキューポルートです。

・それぞれメリットとデメリットがありますが、メインで使用するのは交換レートが一番良いLINEルートがよいと思います。

LINEルートの交換レートは81%です。

・他の2つのルート、nimocaルートとJRキューポルートはサブルートとして確保を検討してみてください。