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JALビジネスクラスSKY SUITEⅢ 窓側席と中央席の乗り比べ!

JALビジネスクラスSKY SUITEⅢに乗りました。このビジネスクラスは横が1-2-1のヘリンボーン配列で全席から直接通路にアクセス可能です。今回、中央席、窓側席にそれぞれ搭乗しましたので、乗り比べということでレポートしたいと思います。

ちなみに私は景色を見るのが好きなので、1‐2‐1配列であれば基本的には窓側席を選びます。今回は、二人旅だったことと、中央席の足が立体交差するというのを体感してみたかったので、往路は中央席にしました。帰りは、窓側席に乗りましたが、中央席とは構造が違うことがわかりました。窓側席は足が立体交差しないですからね、空間の使い方が違うのです。この辺の違いがSKY SUITEⅢの見どころではないかと思います。

共通の構造

まずは中央席と窓側席に共通の部分のレポートから。キャビンの全体像はこんな感じです。それぞれの席が囲われているので個室間があります。
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食事用のテーブルは収納時はこんな感じ。ディスプレイの横に収納されています。
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食事用にスタンバイするときはこんな感じでテーブルを倒して、
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手元にスライドさせて使用します。
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テーブルの大きさは申し分なく、ノートPCを置いてもビールを置くスペースがありました。
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続いて、小物入れです。サイドテーブルの上方にあります。中は三角柱のような形で、あまり大きいものは入りませんがウエストポーチサイズ程度のカバンであればまるごと入れることができます。
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扉の内側は鏡になっています。
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小物入れの下には、電源、USB等があります。
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サイドポケットには機内誌や国際線Wifiの利用方法リーフレットが入っています。その横には、リクライニングの操作パネルがあります。
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中央席の構造

シートの構造

JALビジネスクラスSKY SUITEⅢの特徴はこの中央席に集約されているといっても過言ではありません。ですので、飛行機好きな人は一度は乗ってみることをおススメします!空間の有効利用という点で非常に興味深い作りになっています。ほんとに足が交差します(当たり前か)。

中央席は進行方向左側がD列、右側がG列となっています。フルフラットにすると足先の位置が立体交差しますが、このときの足の上下関係は、D列側が下側、G列側が上側になります。

D列側はこんな感じ。ブランケットが置いてある位置が足が入るスペースです。このスペースとディスプレイの間の部分にG列側の人の足が入るスペースがあります。
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G列側はこんな感じ。こちらはディスプレイのすぐ下が足のスペースになっているのがわかるかと思います。自分の足スペースの下側にD列の人の足が入るスペースがあります。
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この構造からもわかる通り、G列側の人はフルフラットにすると結構高い位置で寝ることになります。ちょっとした違和感があります。D列側はあまり違和感はないかと思います。
普通に座っているときは同じ高さなのに、フルフラットにすると、列によって高さが変わるのが、このシートのすごいところだと思います。

パーテーションとサイドテーブル

D列とG列の間には可動式のパーテーションがあります。またこの部分がサイドテーブルとなっています。

パーテーション使用時はこんな感じ。もっと完璧に隣が見えなくなるパーテーションかと思っていましたが、これがまた短いんですよ。隣席が他人の場合、ちょっと気を使いますね。サイドテーブルは三角形で、一人分のスペースは結構狭いです。荷物が隣にはみ出さないように注意しないといけません。
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パーテーションを上げるとこんな感じ。完全に隣が見えます。
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窓側席の構造

一方の窓側席ですが、足元の空間、サイドテーブルの広さともかなり余裕があるつくりになっています。両方とも体感としては中央席の倍ほどある感じです。

シート構造

まずは、足元から。窓側席は立体交差する必要がないので、高さ方向に関していうと、中央席で二人で分け合っていた空間を一人で使うことになります。横幅に関しても、飛行機の外壁部分まで余裕がありますので、かなり広々しています。
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サイドテーブル

サイドテーブルも中央席よりかなり広いです。座席から窓までの空間がすべてサイドテーブルとして利用できるようになっています。PCを楽々置くことができました。
写真で見ると、下側の三角形の部分と上側の四角形の部分に色が分かれていますが、中央席の場合はサイドテーブルの広さは三角形の部分のみとなります。窓側席のサイドテーブルがいかに広いかがわかると思います。
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中央席と窓側席どっちがいい?

というわけで、普段乗るなら、広々とした窓側席がおススメです。特に一人の場合は中央席に乗る意味は全くと言っていいほどありません。ただし、中央席は構造が興味深いので、一度は乗ってみるとおもしろいと思います。一度乗れば、一人の場合は次回からは窓側席で決まりです。

一方、中央席の利用場面は、二人旅の時だと思います。中央席は会話ができるし、荷物の受け渡しも簡単なのでいいと思います。
逆に、一人旅で中央席に座ると、隣は知らない人ですので、ちょっと気をつかうかもしれません。隣席との間にパーテーションがありますが、上述の通りかなり短いので、ちょっとのぞき込むと隣の人が見えてしまいます。目が合ってしまったりしたらちょっと気まずいですよね。